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連邦破産法11条って結局何なの?ギブソンは今後どうなるの?

ギブソン破産!というニュースにショックを受けている人は多いと思います。
特に、楽器を趣味としている人にとって「ギブソンは、エピフォンはなくなっちゃうの?!」
…というのは大きな関心事なはず。僕もそうでしたので^^;



破産はしたけど、「ギブソン」、「エピフォン」ブランドの楽器製造、販売は継続していくとのことでしたが、これってどういうことなんでしょうか?

そこで今回は、ギブソンが適用申請した「連邦破産法11条(chapter11)」とは何なのか?
過去に適用した企業がどうなったか?などを調べてみました!

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連邦倒産法 第11条(チャプター11)って何なの?

再建型倒産処理手続を内容とするもので、債務者自らが債務整理案を作成できる点から、日本でいう民事再生法に相当するそうです。
…このままだとなんだか小難しいですね(;^ω^)

この辺りについて、かみ砕いて説明してくれてる記事を見つけたので引用します。

再生、リハビリ破産と呼ばれるもので、
借金を組みなおしたりして、健康な組織として、
再び生き返るらしい。(・ω・)/

チャプター11の大事なポイントは、
借金から解放されるという訳ではなく、
将来の収益から 返していかなればならない。

チャプターイレブンの適用を認められると
借金を組み替えて、引き続き業務を続けられる。
チャプターイレブンの適用を認められないと、
チャプターセブンが適用されて、”清算”されることに。σ(^_^;)

引用元:”破産”と言ってもいろいろあるんだ;米連邦破産法11条 と7条の違い

ちなみに、チャプター7が適用されて“清算”される=会社消滅だそうです。

補足ですが、チャプター11を適用した企業では、全ての債権回収や訴訟が一旦停止され、経営再建に専念できることから、比較的短期間での再建が可能と言われているそうです。
旧経営陣がそのまま残った状態で事業継続が可能なのも特徴です。(例外有り)

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チャプター11の適用事例

    チャプター11は、過去、以下のような大手企業が適用を行いました。

  • デルタ航空とノースウエスト航空(2005年)
    2005年の同じ日にチャプター11を申請し倒産したノースウェスト航空とデルタ航空。
    両社は2007年にそれぞれチャプター11を脱却したのち、2008年に合併し(存続企業はデルタ航空)再生を完了しています。
    合併し、一社にまとまって復活したパターンですね。


  • リーマン・ブラザーズ(2008年)
    金融関係に疎い人からも「リーマンショック」で認知されたであろう元・大手投資銀行。
    2006年の後半頃から話題になっていた米国のSub-Primeローン市場の崩壊を機に、強烈な資産デフレが起こり、2008年9月15日(月)に、耐え切れなくなったことからチャプター・イレブン(連邦倒産法第11条)の適用を連邦裁判所に申請。
    負債総額は6,130億ドル!(当時の日本円で約64兆5000億円)これは米国史上最大の倒産だそうです。
    一時は世界でも大手まで上り詰めたもリーマン・ブラザーズですが、現在は名前も残っていません。


  • ポラロイド(2008年)
    撮った写真がその場で現像・印刷される「ポラロイドカメラ」で有名だったポラロイド社。
    2008年12月に米破産法11条(チャプター11)を申請し、事実上の営業停止状態となったが、2009年4月にGolden brothers GroupとHilco Consumer Captalが合同で同社を買収し、その後、サミット・グローバル・グループが両グループとポラロイドブランド製品の生産/販売に関する独占契約を締結。
    会社は無くなったもののブランドとして残ったパターンですね。


  • クライスラー(2009年)
    リーマンショック以降、資金繰りが苦しくなり、アメリカ政府から多くの融資を受けるも2009年4月30日に連邦倒産法第11章の適用。
    「クライスラー」のブランド名は残っていますが、現在はフィアットの子会社になっています。


  • ゼネラル・モーターズ(2009年)
    クライスラー同様、リーマンショック以降経営が悪化。アメリカ政府から多くの資金を投じられる。
    2009年6月1日にチャプター11の適用を申請。負債総額は製造業としては世界最大となる1,728億ドル(約16兆4100億円)!
    チャプター11適用から2013年12月9日までの間、事実上の国有企業として再建を目指す事になり、メディアから社名のGMは“ガバメント・モーターズ”と揶揄されたようです。
    現在は民営化されています。


  • アメリカン航空(2011年)
  • 9.11のテロ以降、厳しい状況ながら、コスト削減に励み破産することなく黒字化し、メディアから賞賛を受ける。
    しかし、その後の燃料費上昇が原因で再び経営難に陥り、2011年11月29日、チャプター11の適用を申請、破綻。
    2012年8月31日、USエアウェイズとの合併し、現在では旅客運送数及び旅客キロ数で世界一の大手航空会社として返り咲いています。


ここに上げた例はほんの一部ですが、チャプター11が適用され破産しても、復活できる可能性があることが分かりますね!


肝心のギブソンはというと…?

ギターを主とした楽器製造・販売の事業は黒字だったそうです。
破産の原因としては、オーディオ部門の事業拡大のために日本の音響機器会社ティアック、オランダ・フィリップスのオーディオ事業などの買収を重ねたが、負債が膨らんで経営を圧迫したことが大きかったようです。

今後は不採算部門からは撤退し、楽器事業へ注力するとのこと。
近年、製品のクオリティー低下が囁かれていたこともありますし、経営再建と併せて楽器の品質向上にも期待したいですね。


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