雛人形を飾る時期。いつから飾る?いつしまう?
2017/06/21
今年、初めての女の子が生まれ、おばあちゃんに雛人形を買ってくれました!
せっかくなのでお披露目の意味も兼ねて、早くから、長く飾りたいのですが
いつ頃から飾ったら良いものなのか?
「雛人形をしまうのが遅れると、婚期が遅れる」なんて言いますが
実際のところ、いつまでにしまえばいいものなのか?
聞く人によって意見もまばらだったので、決まりがあるのか調べてみました。
目次
雛人形はいつから飾るものなの?
雛人形を飾るのは、早くて立春(2月4日頃)以降
遅くても雛祭りの1週間前には飾るというのが一般的。
節分の豆まきをして、厄を払ったあとに飾る。
と覚えておくと良いでしょう。
立春に飾る理由には、ひな祭りが
春という季節を寿(ことほ)う意味があるからです。
- とはいえ、地域によって風習は様々で
- お正月の松(1月8日)が明けたら飾る
- 旧暦の4月3日が雛祭りの地域では、春休みが始まる頃に飾る など、飾る時期が異なるパターンもあります。
このあたりは、地域の風習に従うのがベターです。
分からない場合は、地元のお人形屋さんに聞いてみるのもアリだと思います。
立春の他に良い日とされているのが雨の日(雨水)
雨の日に雛人形を飾ると 良縁に恵まれるという話があるので、
この日を選んで飾る人も多いそうです。
雨の日(雨水)とは、二十四季節のひとつ。
雪が雨に変わり 春に向かっていく節目 とされています。
なぜ雨水に良縁?
理由は諸説あるようですが、有名なのは日本神話を由来としたもの。雨水から雪が雨に変わり、春に向かっていく頃、
農作業の準備などが始まります。
この時期から、草木も芽吹き、雪解け水が川へ流れ始めます。
水は命の源であるとされ、生命の母と考えられていました。
なので、水の神様は、子宝の神様とされていたり、安産の神様
として崇められている地域もあります。
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雛人形をしまう時期
3月3日が終わると片付ける地域が多いのですが、旧暦(4月3日)まで飾り続ける地域もあります。リミットは、ひな祭りから約2週間。
・ひな祭りが3月3日の地域なら、3月中旬ごろまでにしまうのが吉。
・旧暦(4月3日)の地域では4月中旬が目安になります。
ちなみに、雛人形を片付けるのは「啓蟄(けいちつ)の日」がベストだと言われています。
「啓蟄の日」とは二十四季節のひとつで、3月6日ごろを指します。
※旧暦でひな祭りを行う地域ではこの限りでありません。

「雛人形をしまうのが遅れると、婚期が遅れる」は迷信?
この迷信は「片付けがちゃんとできないようでは、きちんとしたお嫁さんになれませんよ」
という、しつけの意味を込めた言い伝え。言わば情操教育です。
しまう日は人形に負担の少ない日を選ぶ
「婚期が遅れる」なんて言われたら焦ってしまいますが「この日にしまわなければ!」と決めてしまうより、大切なのがお天気。
お人形に使われる絹やレーヨンにとって、湿気は大敵!
ジメジメした日にしまうと、翌年にはカビやシミが…なんてこともあり得ます。
お人形をしまうのは晴れた日、湿度の低い日を選んで、大切にしてあげてください。
まとめ
・雛人形を飾るのは、早くて立春以降。節分で厄払いが終わった後と覚えましょう!
「雨の日(雨水)」に飾り始めるの吉。
・しまうのは、ひな祭りが終わってから2週間以内が目安。
一番良いとされるのは「啓蟄(けいちつ)の日」…3月6日頃
・「雛人形をしまうのが遅れると、婚期が遅れる」は迷信
遅れたとしても、天気の良い日を選んでしまう!
しきたりや伝統も気にはなりますが、一番大切なのは
主役の子どもが楽しみながら、モノを大切にすることを学ぶこと。
だと思います。
素敵な女性になる切っ掛けづくりも兼ねて、家族みんなで
楽しいひな祭りにしたいですね!
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